PTA役員対象の人権教育研修会に参加してきましたので、報告させていただきます。
イベント |
PTA役員 人権教育研修会 |
実 施 日 |
7月5日(金) |
時 間 |
9:30−12:00 |
開催場所 |
福岡県教育庁 福岡教育事務所 3F |
講師 |
GID Link 代表 椎太 信 |
演題 |
多様な性 〜性同一性障がいについて〜 |
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=520x10000:format=png/path/se9f42771227b62e7/image/i4c1b64f2360fb923/version/1562306737/image.png)
多様な性についてLGBTというものを一括りとして考えていましたが、それはセクシャルマイノリティー(性的少数派)のほんの一部であるということに驚きました。
左利きの人、AB型の人が少数ながらどこにでもいるように、13人に1人程度の割合で「自分の性に違和感がある」と思っている人がいるとも言われているとのこと。
男らしさ女らしさは、個人・国・場所・文化・時代によって大きく違ってくる。
自分が「当たり前」と思っている事が万人にとって当たり前な事ではなく、その何気ない「当たり前」ということに苦痛に感じていたり、自身を追い詰め死を選択してしまう人もいるのだという事を知り、
大切なことは「正しい理解を広めることにある」ということがわかりました。
そしてそれは「理解をしなければならないのではなく、否定しない事」が何より大切であり、「色んなな生き方だあるんだよ」と多様性を受け入れてあげることが大切。との事でした。
そして理解・知識を深める中で勘違いしやすいことが「当事者探しをする」こと。
助けてあげたい気持ちで行った行動が、相手を追い込むこともある。
犯人探しをするのではなく、基本的に個人の意思に任せ、もしカミングアウトしたい子がいた場合にカミングアウトしやすい環境をつくり、広く受け入れてあげられる環境づくりをしてあげることが大切という事を学びました。
ご講演いただいたGID Link 代表 椎太 信 さん
ありがとうございました。
なお、毎月 大野城のまどかぴあにて「多様な性」への理解を広めるため
LGBTの基礎的なお話をどなたでも聞けるように定期講演会・交流会を
開催なさっているそうです。
自身の性について違和感を感じている方や、お話を聞いてみたい方、ご家族の方も、ぜひ行かれてみてください。
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